外科看護の目的は、患者が安心して手術ができるように支援することです。外科の分野は3つに分けることができます。1つは、口から肛門までの臓器や器官を扱う消化器外科です。2つめは、心臓疾患や血管疾患を扱う循環器外科です。3つめは、肺や気管支などの呼吸に関する疾患を扱う呼吸器外科です。外科は人間の体の広い範囲の治療を行います。
病院ごとの特徴として、大学病院では専門の科に分けられているのに対して、個人病院の場合は消化器外科が中心となっていて医師が得意としている分野だけを扱っている所もあります。
外科看護の仕事内容は多くあります。手術の前後における検温や処置、全身の観察や手術室へ患者の送り迎え、手術後に患者と家族に対しての説明、清拭や排泄介助、リハビリなどがあります。また、患者に急変があった場合は迅速に対応することが求められます。仕事内容は多いため大変な面もありますが、患者さんの症状が治り退院する姿を見てやりがいを得ることができます。
外科看護の仕事を通して3つの力をつけることができます。まずは判断力です。仕事の優先順位をつけて、今やらなければいけないことは何かを素早く判断して行動することが求められます。次に、観察力です。術後における急変も多いので、些細な様子も見逃さないで観察する力が必要になります。そして、高い処置技術を学ぶことができます。外科は処置回数が多いため、医師が行う処置や治療を支える技術を学ぶことができます。
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